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Cuvee Otosan

Cuvee Otosan_d0007757_624277.jpg先週末、桜を見に行った帰りは、予約していた千駄木の焼き鳥屋さんへ。
いえいえ焼き鳥屋なんてイメージはなく、バーのような感じ。10席ほどのカウンター席だけ。週末は5時からと7時15分の入れ替え制で、平日は6時開店。
雰囲気が、とてもオシャレで、それだけでも人気がありそうな店である。

さて、肝心のお料理とお酒。
これがまた、目移りしてしまう店主こだわりの日本酒とワイン。お料理も焼き鳥だけじゃなくて、トマト、ノビル、ホワイトアスパラやシャンピニオンなどの野菜焼きをはじめ、どれもこれも食べたくなってしまうサイドメニューがそろう。味は限りなくソフトで、お酒を飲めない人でも楽しめる美味しさである。今回は食べそびれたけれど、砂肝、はつ、白レバの刺身は絶品と聞くから、是非次回は食べてみたい。
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各種、お料理にあわせて、「神亀 純米活性にごり」「ひこ孫」「竹鶴 大和雄町」などなどを頂くが、先に寄った酒屋さんで薦めていただいたガメイ100%のワインを注文することに。
実は私には、ガメイ拒否症がある。これはボジョレーのせいなんだけれど、「ガメイも侮れませんよ!」と 強く言われ、チャレンジ。それで出していただいたワインがなんとワインの会で勉強中のビオ。前回のゲストだった新井順子さんのワイン「キュヴェ オトーサン」。
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これは、すでに他界されている新井さんのお父様の版画がエチケットになっている。2月ワインの会で出された「Cuvee Kuniko(キュヴェ クニコ)」はお母様の名前。この「Cuvee OTOSAN」もご自身のお父様の名前、KUNIOとつけたかったそうなのだが、紛らわしいということで、このワイン名になったとか。(「OTOUSAN」にせず「OTOSAN」にしたのはフランス人が発音しにくいからだそう。)

100%カルボニック(※)で仕上げてあるということで、色は濃いルビー色。男性の名前がついているけれど、「Cuvee Kuniko」より華やかな印象でした。

そんなわけで週末は、花より団子が充実したようで・・・。



※カルボニックとは、ワインの製法のこと。
正式には、マセラシオン・カルボニックといって、日本語に約すと「炭酸ガス浸潤法」。
簡単にしか説明できないけれど、普通のワインは収穫した葡萄を破砕してブレスするのに対して、破砕しない、そのままの葡萄を大きなステンレスタンクにどんどん入れ、タンクの下の方の葡萄が重さで潰れ果汁が出て、自然に発酵が始まるというのがカルボニック法。

もともとフランス、ボージョレー地方の生産者が行う方法なのだそう。
なるほどボージョレ・ヌーヴォーは、その年にできた葡萄で造ったワインという他に、ワインの造り方の上でも大きな特徴があったんだ。この醸造法は、タンニンの少ないフルーティーなワインが出来るというから納得である。
Commented at 2007-04-05 13:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by meow-ee-ow at 2007-04-06 07:27
鍵コメさん
こちらへ来たときには、一緒に行きましょうね。親子丼、美味しかったです♪
by meow-ee-ow | 2007-04-05 07:22 | お酒 | Comments(2)