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まな板の上の鯉

2時間のフルボディートリートメントを予約した。
エステなんて二度と受けないと思っていたのに予約した。

どうしてエステなんて…って思ったか。それは韓国で受けた<垢すり>。かなり強烈で、今思い出しても恥ずかしさで耳が熱くなる。行ったところ悪かったんじゃないの?なんて言われるが、とにかく添乗員が連れて行ってくれたところ、信用するしかなかった。
どんな感じだったか。日本のスーパー銭湯の垢すりのように個室になっているならいいのだけれど、本場韓国では、大衆浴場にちょっと高めの病院用ベッドのような台が10戸くらい並んでいて、そこで垢すりを受ける。
まずは、温めの朝鮮人参風呂に浸かる。ここまではいい。その後は米のずた袋のようなものを被って、3種類のサウナに順番に入れられる。もうこのときから嫌な予感がしたものだ。ゴリゴリした袋はなんとも肌触りが悪いし、被っているのもなんとも惨めったらしい。サウナも、ドライフラワーのようなものが吊るされた変な香りのサウナから始まり、かなり高温で天井からポタポタと熱い滴が落ちてくるサウナ、煙でむせそうなサウナとあまり気持ちがいいものじゃない。熱い滴サウナなんて、悲鳴ものだった。でも時間まで出してもらえないし…。
そして、メインの垢すりを受けるわけだが、案の定、大勢の人が入浴している真ん中で、ベッドに寝る。仰向けやうつ伏せで垢すりを受けているときは、恥ずかしいながらも、まぁこんなものか…と思えていたのだが、横を向かされ、片足をちょっと上げて~までくると、横にいる人がまともに見えるし、目のやり場がない。垢すりを受けてない入浴客だって見える。見られてる。痛いとか、きれいになる…とか、そんなことどころじゃなくて、ただひたすら恥ずかしかった。若い女性が、いえ若くなくても耐えがたかった。人様の前に全裸をさらしマッサージなんて一生するものかと思った。

でもどうしてだろう。旅気分だったのかな。心境の変化って感じかな。
2時間のフルボディートリートメントを予約した。
by meow-ee-ow | 2005-09-03 10:17 | 健康&美容 | Comments(0)