2005年 10月 22日
ピアノ
その後、何度も父の転勤で引越しを繰り返し、場所が変わる毎にピアノの先生は変わり、教え方が変わった。私はますますピアノが嫌いになった。ピアノの音色は何より美しくて好きだし、音楽も好きだったけれど、弾きたくなかった。
結局、ピアノを辞めたいばっかりに、中学に入ったとき、バレーボールを始めた。親は、私にピアノをさせることを諦めた。
今、私はSAXを習っている。自分でやりたいと思って始めた。2年前には、自分のSAXを、自分のお金で買った。今まで生きてきた中で一番高い買い物だ。週一回の練習で、そんなに上手くはならないけれど、吹くことが楽しいし、それでいいと思って続けている。
弾くことが嫌いで辞めてしまったけれど、今ではピアノを習っていて良かったと思う。
そう、やっていて無駄なことなんて何もない。時々ピアノに向かうとそんなことを考える。
by meow-ee-ow
| 2005-10-22 23:59
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